「ほっ」と。キャンペーン
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2006年 11月 25日
おとうさんのヤキイモタイム

11月23日(祝)東コミセンのふれあい広場で、鷲宮子育てネットワーク「ハッピー!」が開催した「おとうさんのヤキイモタイム」にボランティアスタッフとして参加した。
これは、埼玉県子育て支援課と県内各地のNPOなどの団体による協働事業「お父さんの子育てを応援するキャンペーン」として、昨年から県内各地で行われている。今年は鷲宮町でも「ハッピー!」が開催した。

おとうさんのヤキイモタイム2006

今回のイベントには、法政大学と純真女子短大の学生ボランティアも参加。
参加者と一緒におイモを濡らした新聞紙に包み、さらにホイルを巻いて、おき火の中に入れるのを手伝い、イモが焼けるまで子どもたちと遊んでくれていた。
新聞紙ボールや紙飛行機を作ったり、公園で追いかけっこなど、驚いたことに彼らは子どもの相手がとても上手。子どもたちは体を使って遊んでくれる若いお姉さんお兄さんを大好きになって、まとわりついて離れない。(当町の学童保育にもこういう学生アルバイトを採用して欲しい・・・)

子どもたちが遊んでもらっている間、火の側に父親たちがなんとなく寄ってきくる。
ぎこちない挨拶、遠慮がちに言葉を交わす人、黙って団扇で扇ぐなど手を出してくる人。
「ただ所在無く立って見ているだけのイベントだと男は苦しい、火があると手伝える仕事がある。だからヤキイモなんだ」とは、この企画の立案者の言葉。

天気予報は最悪で、「誰も来なかったらどうしよう」と言う気持ちで準備していたのだが、予報はハズレ、開始時間には晴れ間も見え、ちょっと冷たい空気はヤキイモ日和となった。
参加者は100名を超え、予想を上回る来場者にスタッフは大忙し。
私は大きな釜(三斗釜)で豚汁を150杯作る係。用意したとん汁はあっという間になくなり、皆さんが「美味しい」と言ってくださって(若いお兄さんボランティアは何度もお代わりしてくれた!)、とってもうれしかった。

さて、鷲宮町でのヤキイモ大会は、父親の育児参加支援・子育て交流会の目的も持って企画された(講師は会の代表・宮内美保)。
豚汁やヤキイモを食べ終えると、お父さんたちは火の周りに集められ、マイクを回して一人一言、感想などコメントしてもらう。、
『育児中の父親どうしはなかなか知り合う機会も無いので、このような機会に家族同士の交流が出来て良かった』
などのご感想をいただいた。

おとうさんのヤキイモタイム イン 鷲宮

土日の公園にいくとお父さんと子どもが沢山いるけど、お父さん同士はまったく声をかけ合わないんだろうなと想像がつく。
仲間がいなくて孤立して子育てするのはつらい。子育ては一緒にすれば楽しいもの。それは母親も父親も同じだと思う。実は、お父さんも地域で友だちがほしいのではないだろうか。

男性が育児や子育て、地域のことを語るのが普通のことになったら、世の中もっと変わるんじゃないかと思う。

『育児手当や、保育所や子育て支援センターなどの増設も大事だけど、市民自身、おとうさん自身が自ら動いて、子どもたちの育つ場をつくっていけたらもっといいんじゃないか、そんな思いではじめました』と企画者(NPOハンズオン埼玉・西川さん)は言っている。

私は三人の子どもを育てながら、色んな子育て支援サービスの恩恵を受けてきた。そして感じたのは、本当の意味での「子育て支援」は、行政に何かやってもらったり、お金を払ってサービスを享受する消費者となることではないということだ。
やってもらうのは助かるし嬉しい。すごく助けていただいた。けれど、サービスを受けた喜びはその場限り、次につながらない。次のサービスを求め「永遠の消費者」となってしまう。

自分たちで仲間を作って、子育てを通じて「知り合いを増やす」「信頼できる知人を持つ」「支えあう地域を作っていく」・・・ただの消費者からの成長、つまり「親として地域で生きる力」を持つきっかけになるような支援が求められているのではないだろうか。

時間がかかることだろうけどコツコツやって行くことしか方法はないと思う。
「耕して、肥料をまいて、種を蒔く」
その繰り返しだ。

『また、こういう機会を作ってください』の声もあった。
今度はどんなことが出来るだろう。
イベントの終わりに協力いただいたアンケートの中に、親父のメーリングリストやネット上のコミュニケーションの場があったらどうかと書いてくれた人もいた。

ほら、もう芽が出ている。
ワクワク!
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by ootani-kazuko | 2006-11-25 23:55 | 地域のニュース
2006年 11月 15日
死なないで

ここのところ毎日毎日、新聞やテレビで「自殺」が報じられている。
でも、自殺する人は今までだってたくさんいたはず。
ただ、報じられなかっただけではないでしょうか。

子どもの自殺関係の報道も多い。「いじめ」が原因ということが隠されていたから?
「いじめ」に対する対応が適切でなかったとか未履修問題とかで、校長先生の自殺も相次いでいる。

校長先生が、死んで何になるとなるというのだ。
他にも、岐阜県では裏金問題に絡み、自殺者が出た。
大人としての落とし前のつけ方が「自殺」なのか。
子どもたちに「責任とは死をもって取る」のだと教えるつもりだろうか。

上田知事が定例会見の中で、「人間社会である以上、いじめは存在する」「いじめる人もいるが、助ける人もたくさんいる。思い悩む人がいれば、両親や友達に相談してほしい」と発言したそうだ。

子どもの頃、私が飼っていた小鳥のカゴの中でも「いじめ」はあった。通っていた学校でも「いじめ」があった。
自分が荷担したり被害を受けたりしなくても、「いじめ」を目撃した経験は、多分誰でもあると思う。いじめられていた時の、ひとりぼっちで悔しく悲しい気持を大人になっても忘れられない人も多いことと思う。

いじめる側には、仲間意識や安心感、いじめる事を面白がる気持ちがあるのだろう。
今日読んだものの中に「信頼する友だちが多い生徒は、いじめをしない傾向にある」という調査があった。いじめの加害者もまた、もしかしたら不安で孤独なのかもしれない。

しかし、圧倒的につらいのは、「いじめ」の被害者である。
「いじめ」は、陰湿で卑怯な行為だ。「いじめ」をやめろ、決して許さないぞ。
・・・ずっとみんなでそう言ってきたのに、でも、私が子どもの頃と変わらず「いじめ」はなくなっていない。



死なないでほしい。

生きていれば、何かが変わることがきっとある。

生きることは、辛いことや退屈なことの繰り返しなのだが、その中にキラキラと輝くような素晴らしい一瞬があるから、幸せだなと感じることができるのだと私は思っている。

死ぬくらいなら、逃げ出した方がいい。どこかに隠れて嵐の去るのをじっと待てばいい。
きっと、身を隠せるようなシェルターは必ずある。
一年や二年、学校に行かなくても大丈夫。

子どもたちが次々に、絶望して死んでいく。
年間3万人を超える人が自らの命を絶つ、この国は一体どうなっているのだろう。

私たち大人の責任だ、大人が何をすべきなのか、真剣に考え行動するべきだと思う。
法改正して「愛国心」とか「規範意識」だの言っているが、それで日本の教育危機が解決すると思っているとしたら、それは幻想だ。

私たち大人が、今すべきことは少なくてもそれではない。
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by ootani-kazuko | 2006-11-15 23:57 | 気になるニュース
2006年 11月 03日
タウンミーティング

ニュースで「タウンミーティング」が取り上げられている。

重要法案などを閣僚が直接一般国民に分かりやすく説明し、会場からの意見や質問を聞く、というものである。今ニュースで取り上げられているのは、そういう一見民主的な新しい企画に、何やら「仕込み」や「選別」があったらしいというものである。
ことが意見の分かれる法案であり採択の時期が迫っているせいか、野党の追及は厳しい。

内閣府HPでこれまでのタウンミーティングの議事要旨が読めると知ったので調べてみたところ、食育のタウンミーティングも開かれていた。


食育タウンミーティング イン妙高 ~考えよう「食」の大切さ~

今年の7月30日(日)に、妙高市の新井ふれあい会館という所で開かれている。
出席者は猪口邦子内閣府特命担当大臣、小坂憲次文部科学大臣、宮腰光寛農林水産副大臣という豪華メンバーである(いずれも当時)。


議事要旨を読むと、タウンミーティングなのに、大人向けではなく妙に話が簡単で分かりやすい。

たとえば文部科学大臣のプレゼンテーションの冒頭は、
「今日は、特に学校のこと、なかでも食育ということで、学校給食のことについてお話をしたい。学校給食は、山形県の小学校で、明治22年にスタートした。白いおいしいごはんをおにぎりにして、魚と漬物という食事であった。」
末尾は
「最後に、夏休みに海に行って遊ぶとき、気をつけてほしいのが離岸流である。海岸へ打ち寄せる波の中に、沖へと流れていく流れがある。知らない間に沖へ流されていくということがないよう、なるべくみんなが一緒にいるところで泳ぐようにしてもらって、楽しい夏休みを過ごしていただきたい。」


会場には小学生が沢山来ていたのだろうか。
「学校給食の献立は、地域によって特色があると思うが、国による決まった方針はあるのか。」(小学5年生)
等々、小学生(5,6年生)が何人も立派な質問をしている。
学校で「食育」の授業を受けた上で、このタウンミーティングに参加したのだろう。


このタウンミーティングは、審議中の法案についての説明ではなく、すでに成立している「食育基本法」を広めるための企画なのだろう。
子どもたちは、テレビのニュースで見たことのある大臣が自分たちの地域に来てくれて、分かりやすく「食育」を語ってくれたのを忘れないだろうし、自分(友だち)が質問したことに答えてくれたことはずっと印象に残るに違いない。


それにしても、大臣たちが非常に率直に「食育」について語っていることに驚いた。

猪口大臣
「食育の推進に当たっては、男女共同参画の視点を十分に踏まえて実施するということが、基本計画の考え方であり、男性も女性も等しくこの問題に関心を持ち、男女の役割分担をしないということを認識して国民運動として進めなければならない。」
小坂文科大臣
「食というのは、個人個人が自分で決めて好きなものを食べるというのが基本である。昔は何を食べても基本的に安全であったし、伝統的な食というものに悪いものはなかった。ところが今は、知らないで食べているうちに体内に農薬が蓄積してしまう。(略)食育運動を通じて、伝統的な食を安全な食の一つの基準として学ぶと同時に、食物の危険というものに対する知識を持っていただく。」

成立して間もない法律なので、それぞれの地域での独自の運用が期待されているようだ。


内閣府をはじめ各省庁、衆議院、参議院HPには膨大な資料が公開されおり、少しながめただけでも大変勉強になる。
時間をみつけて、きちんと読みこんで行きたいと思う。
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by ootani-kazuko | 2006-11-03 23:36 | 気になるニュース