2007年 11月 15日
2007年11月議会 一般質問と答弁 その1
2番大谷です。議長のお許しを得ましたので、一般質問させて頂きます。

はじめに、地域子育て応援タウンについて

埼玉県は今年9月20日、次のような新たな制度を発表しました。
それは、子育て支援への市町村の取り組みを独自に評価し、積極的な自治体を「地域子育て応援タウン」として認定するものです。10月から始めると発表しましたので、すでに始まっております。
新制度導入に先行して、市町村の偏差値を算出し、点数化。市と町村の子育て支援の充実度を示す評価ランキングも公表されました。
子育て支援に関連し、県が市町村に"お墨付き"を与える制度は全国で初めてということです。県は認定やランキングに応じた財政支援などは行わないとしていますが、偏差値で順位付けされるとなると、ベッドタウンとしてはとても気になるところではないでしょうか。
ランキングは県のHPから資料を見ることができます。
鷲宮町が何位にランキングされているか誰でも知ることができます。もちろん私は知っています。

県は、全ての市町村において住民に適切な子育て支援サービスを提供できるようにするため、市町村が基本的に備えるべき3つの要件を定め、全ての要件を満たす市町村を「地域子育て応援タウン」と認定し、県内全域で「子育て力」のレベルアップを目指すとしています。
その3つの要件は
①子育てに関する総合支援窓口を設置していること。
②地域子育て支援センターなど、地域における子育て支援拠点をおむむね中学校区に1か所程度設置していること。
③市町村子育て支援ネットワークを設置していること。
平成23年度末までに、全市町村を「地域子育て応援タウン」に認定することを目指しているそうですが、この3つの要件に鷲宮町はどのように取り組んでいくのか、お聞かせください。


ア. 子育てに関する総合支援窓口とは、地域の子育てに関するあらゆる情報を網羅し集約して、住民からの問い合わせにワンストップで情報やサービスを提供する窓口を指しています。子育て家庭が必要とする情報は、福祉課所管の保育などのことばかりではありません。健康や医療、就園や就学、子育てサークルや母親学級など、行政の所管を超えた情報の提供が必要です。総合窓口の業務として大きく4つあげられています。

1 子育て支援サービスに関する情報の集約・提供
2 保護者が最も適切に子育て支援サービスを利用するための相談・助言
3 適切な組み合わせによる子育て支援サービスの利用のあっせん・調整
4 住民ニーズのフィードバック・事業への反映の機能

としています。
この窓口には、コーディネーター的な役割を果たすことが期待されているわけです。この役割をしっかりと果たすためには、窓口の係員は子育て支援に関する知識や経験、子育て世帯の気持に寄り添う心が必要でしょう。そこで、窓口には子育てマネージャーを適切に配置するようにとも言われています。
現在、鷲宮町には子育て世帯が多く転入してきています。多くの転入者が情報を求めることでしょう。
一刻も早く窓口を開設していただきたいと思います。しかし、手っ取り早く設置するためには担当課内に設置し、課員が兼務ということが想像できますが、是非、子育て支援の経験豊富な係員を配置していただきたいと思います。また役場の開庁時間に利用できない人への対応も考えなくてはならないでしょう。

県は「子育てについての総合支援窓口」の整備目標を、平成19年度中に全市町村で設置するとしていますが、当町はどのように検討、準備しているのでしょうか。

イ. 地域における子育て支援拠点をおむむね中学校区に1か所程度設置していることとされています。
地域における子育て支援拠点には、ひろば型、センター型、児童館型がありますが、町内には西中学校区に、鷲宮保育園内にある「子育て支援センター」が1箇所あります。また、児童館も西中学校区内で「子育て支援センター」の目と鼻の先にあり、残りの中学校区には設置されていません。地域における子育て支援拠点をどのように推進していくのかお伺いします。

 a.今、申し上げたとおり、鷲宮町は西地区にしか支援拠点がありません。しかし現在東鷲宮土地区画整理事業の開発で、東地区は人口が増加してきており、大型マンションの入居も間近に控えております。東コミセンで行われる子育てイベントの参加者も桜田1・2丁目の親子が多く、この地域に子育て支援拠点を早急に整備する必要があるのでしょう。学童保育のように定員超過してからあわてて対処するのではなく、予想される状況に柔軟に克つスピーディーに対応・準備して頂きたいのですが、お考えをお伺いいたします。

b.厚労省の概算要求を見ると、地域における子育て支援拠点の拡充として、地域における子育て支援を推進するため、地域子育て支援拠点(ひろば型、センター型、児童館型)について、身近な場所への設置促進を図り、児童館等の社会資源も活用しながら、その拡充を図る。予算の概算は110億7千3百万円。
6,138か所から8,071か所に拡大するとなっています。
全国的にも言えることですが、地域子育て支援センターからひろば型へという流れがみえています。
子育て支援センターが保育園等の建物内に併設されている場合が多く、若い母親がフラリと立ち寄るには敷居が高いようです。外からみると、ふつうの保育園のため、一般の人間が入っていいのか分からない、入りずらい。申し込まないとイベントに参加できないのでは…などの声も聞かれてます。けれども、地域子育て支援センターと位置づけられ、年間700万円の補助が出ているという批判もあり、子どもを連れて誰でも気軽に立ち寄れる広場型の評価が高くなっているようです。
当町はつどいの広場事業の展開を考えているのかお尋ねします。

ウ. ここで言われている子育てネットワークは、子育て家庭から寄せられる多岐にわたる相談や問い合わせに素早く対応する能力を持つ組織のことです。窓口のたらい回しなどの問題が起こらないように、子育て総合支援の窓口の職員・子育てマネジャーが最新の情報を収集・提供するとともに、地域の多様な関係者と常時緊密な連携を取り合っていることが前提になると思われます。
鷲宮町には「わしみや子育てネットワーク・ハッピー!」という民間の団体がある。子育てサークルの支援。児童民生委員や読み聞かせサークルなど他の子育てサークルとの定期的な支援者会議。子育て支援事業の情報や子育てサークルの紹介・幼稚園情報の紹介などを行っています。
そういった民間の団体と保育園や支援センター・保健センター・教育委員会・警察など、総合支援窓口で提供する情報に関連する機関・団体と構成する、町の「子育て支援ネットワーク」設置の取組状況についてお伺いします。

私は鷲宮町の子育ての環境を良くしたいと、この4年間、さまざまな子育て支援について質問、提案してまいりました。
実は、県が公表した、このランキングは子育て総合窓口や地域子育て支援拠点、ファミリーサポートなどの「地域子育て力」と保育、保育所の定員や病後児保育、学童保育などの「保育サービス」の2部門があり、部門別と総合点でのランキングがそれぞれ公表されています。
私が今、伺ったのは地域子育て力の方なのですが、午前中の尾崎議員の質問へのご答弁を聞くと、この「保育サービス」部門の偏差値はどうやら上がるようです。
このような、子育て環境の整備に男性議員が理解を示していただけると、子育て支援の推進スピードが早まるようですね、ありがたいことです。
では、是非、保育サービスばかりでなく、この地域子育て力の方も偏差値を上げていただきたいものです。
地域子育て応援タウン認定への取り組みについてお伺いいたします。



<答弁>

福祉健康担当参事の渡辺でございます。2番大谷議員の一般質問にお答えいたします。
先ほどは、ささやかながらご評価を頂きまして、ありがとうございました。いずれにしても今、一生懸命勉強しているところでございますので、ご理解頂きたいと思います。
それでは申し上げます。埼玉県では、子育て中の方が、県内どこに住んでいても「適切な子育て支援サービスが受けられ」、「子育て支援サービスの充実を実感」できるように、すべての市町村が基本的に備えるべき3つの要件を定めました。そして、「日本一の子育て県」を実現するため、平成23年度末までに全市町村を「地域子育て応援タウン」として、認定していくというものであります。
1点目のご質問は総合支援窓口の設置についての検討、準備はということですが、総合支援窓口は町の子育てに関する情報を集約して、子育てサービスを一カ所で提供できる窓口であります。
窓口の主たる機能を担うのが、子育てマネージャーであります。子育てマネージャーにつきましては、県が昨年度より養成研修を実施しており、昨年度は福祉課職員と子育て支援センター職員の二人が参加しております。
11月1日現在、県内で総合支援窓口を設置している市町村は、11市4町という状況でございます。近隣では、幸手市、栗橋町で設置しております。
今後、近隣市町等の実施状況を踏まえ、設置に向けて調査・研究してまいります。
2点目の地域における子育て支援拠点の設置についてのご質問にお答えします。子育て支援拠点事業の実施形態につきましては、ひろば型、センター型、及び児童館型がございます。
ひろば型は常設のひろばを開設し、子育て家庭の親とその子どもが気軽に集い、相互に交流をはかる場を提供するものであります。
センター型は、地域の子育て支援情報の収集、提供に努め、子育て全般に対する専門的な支援を行うとともに、地域に出向いて地域支援活動を展開するものであり、現在、鷲宮町地域子育て支援センターがこれでございます。
また、児童館型は、一般児童が利用しない時間帯を活用して、遊戯室等で子育て親子が交流し、集うに適した場所で実施するものでございます。
議員ご指摘のとおり、東中学校区には、マンションが平成20年2月と9月に2棟完成を予定しております。それに伴いまして人口、児童数ともに増加することが予想されます。
東鷲宮地区に児童福祉施設がないこともあり、子育て支援拠点整備の必要性については、充分認識しているところでございますが、早急に拠点整備をおこなえるという状況ではありませんので、今後、担当課にて、調査・研究してを参りたいと思います。
3点目の市町村子育て支援ネットワーク設置への取組状況についてお答えいたします。
市町村子育て支援ネットワークは、保育所、子育て支援センター、保険センターなど子育て支援の業務を担当している機関だけでなく、教育委員会、幼稚園、小学校、子育てサークルの代表など、総合支援窓口で提供する情報に関連する機関、団体を構成員とすることが求められております。
現在、わしみや子育てネットワークハッピーという団体が、各種子育てサークルに呼びかけて、情報交換を行っております。今後は、先ほど申し上げました、総合支援窓口で提供する、情報に関連する機関、団体を加えた市町村子育て支援ネットワークの設置に向けて、検討して参りたいと存じます。以上であります。
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by ootani-kazuko | 2007-11-15 19:20 | 議会報告


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