2007年 03月 22日
3月議会一般質問 2 「協働の町づくり」 その2 「防災教育について」

(2) 災害は、いつどのような状況下で起こるか分かりません。教室に全員いるとき非常ベルが一斉に鳴り、「机の下に」とか「素早く校庭に整列」などという、先生の指示に従う避難訓練でいいのでしょうか。
各校で行われている「引渡し訓練」についてはもっとです。まさに形式的であり、参加している保護者から「これって何か意味があるの」「なんの役に立つの」いう声をたくさん聞いています。「○月○日に引渡し訓練をします。このカードに誰が引き取りに来るか書いて提出してください」と連絡がきて、当日は多くの母親が、仕事を早退したり、都合をつけてお迎えにきます。これって何の訓練ですか。自分の地区の担当教諭の顔を知ることが出来るくらいでしょうか。大概、名前はこの場合、分からないことが多いのですけれども。
2004年12月議会で「学校に子どもたちがいる時に災害が起こったら」と伺いました。その時「親子合同による避難訓練を計画し、災害時の状況を想定して「引渡し訓練」も実施している。この引渡し訓練は安全に児童を引き渡す上で大変意義があるばかりではなく、親子で災害時にどう対応するかを話し合ったり、登下校時における危険箇所を、その場に立って、親が子供に指導したりするチャンスでもあると思う」との答弁を頂きました。しかし、多くの保護者にその意義は伝わってはいません。
また「学校は緊急時に備え、自宅はもちろん勤め先や携帯の電話番号を連絡先として把握しておりますので、可能な情報網を通して連絡に当たる」と災害時の連絡についても答弁を頂きました。しかし大きな災害時には電話回線が使えなくなる可能性は高く、携帯電話も音声を使った通話には規制がかかります。

そうなった時「さて、どうするのか」保護者と学校がきちんと話し合い、いざという時に協力し行動できるような体制になっているのでしょうか。

中越地震の時のことです。携帯電話は音声通話には規制がかかりましたが、携帯メールに使うデータ通信は通信効率がよいので規制しなくてもよかったため、メールが不通になったのは基地局の停電や地上設備のケーブルの切断があった一部にとどまりました。いまや携帯メールは大変便利な道具です。電話が使えないことを想定した情報の伝達はどのようにお考えですか。
緊急時における保護者との協力について、どのように取り組まれているのでしょうか、お伺いします。質問は以上です。



<答弁>


学校課長の春山でございます。

引き続き大谷議員の3、防災教育についての(1)と(2)のご質問にお答え申し上げます。
最初に(1)の「学習指導要領に防災教育は明確に位置づけられていないが、鷲宮町では防災教育についてどう考えるか」につきましてお答え申し上げます。
防災教育につきましては、議員ご指摘のように、学習指導要領では、防災教育という文言はございませんが、防災という教育内容は特別活動の学級活動の中に「健康や安全に関すること」として、また学校行事における「健康安全的行事」に位置づけられておるところでございます。防災教育につきましては、災害が起こったときへの対応を学ぶとともに、積極的に安全・安心な生活を営むために必要な知識を理解し、自他の安全を守るために必要な態度や能力を養うことを目的とした大変重要な教育であると認識しております。
防災教育は独立した教科ではなく、教科領域を越えて、総合的に学ぶ必要のある教育内容とも考えております。また、学習内容も防災の問題に気づく。それから防災を調べる。防災に対処する。緊急避難時にどう対応するか等含めて、防災に対処する。ボランティアとして防災に参加する。等々が含まれるものと考えております。

次に(2)の各校で行われている引渡し訓練についてのご質問にお答え申し上げます。
引渡し訓練につきましては、地震、風水害、火災などの非常事態発生時及び発生が予測される場合において、児童生徒を安全に保護者に引き渡すことができるようにするための教育活動であります。この訓練では非常災害時に児童生徒をいかにして安全に保護者の皆様方に引き渡すことができるか。これがポイントになります。場合によっては、保護者への引渡しができず学校に待機をさせておく場合も想定されるところでございます。
阪神・淡路大震災のとき、あの混乱の中で、兵庫県立盲学校では保母さんたちが一糸乱れずに行動したとの報告がありました。当時の校長が「対応の原則と基本的事項をしっかりと踏まえて備えるなら被害は最小限度にくいとめることができる」と回想しております。
訓練は対応の原則を学ぶ場であると思います。緊急時における保護者の皆様方との協力につきましては、鷲宮町内の全ての小学校で引き渡し訓練を行っておりますが、あらかじめ引き取る方を調査し、当日は引き取る方の確認をしながら協力を得ておるところであります。また、電話がつながらない状況等も踏まえまして、学校のパソコンから保護者の皆様の携帯電話へ情報をお伝えする方法等についても、検討して参りたく考えております。
子どもたちの命を守る訓練が形式的なものであってはならないという風に考えます。効果のある「やって良かった」と感じる引き渡し訓練のあり方につきましては、改めて校長会や教頭会を通して、具体的に指導をしてまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。以上でございます。
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by ootani-kazuko | 2007-03-22 20:27 | 議会報告


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