2006年 12月 28日
2006年12月議会 一般質問と答弁 その2

2点目といたしまして、1点目と連動する部分があるのですけれども、乳幼児と生徒のふれあい事業について、お伺いいたします。

このところ、学校での「いじめ」問題がマスコミで大きく取りあげられております。児童・生徒の「心の成長と教育」について、他自治体の取り組みを紹介させていただきます。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、最近、乳幼児と生徒児童のふれあい事業を行っている自治体が少しずつ増えているそうです。お隣の幸手市東中学校でも10月に行われたばかりです。

近年、地域や家庭の中で、赤ちゃんと触れ合う機会が大変少なくなりました。子どもを生むまで、一度も赤ん坊に触ったことの無いまま親になる人も珍しくありません。それぞれの家庭によっては、教えようのない生活体験のひとつです。

越谷での例ですが、学校の授業の一環として乳幼児とのふれあいの活動が行われております。
具体的には、まず事前の授業を行い、赤ちゃんとは何か・どう接するのか・抱き方はどうしたらいいのかなどを話し合いながら考えます。
そうした事前の準備ができた後、学校に赤ちゃんがやって来ます。そこで生徒たちは乳幼児に触れ、抱っこをし、自らの目と体と手と心を使うことで、赤ちゃんが何を感じ、何をほしがっているのかを洞察して行きます。
この体験学習を経た子どもたちは、言葉では表現しきれない心の成長を遂げるそうです。たとえば、かつて自分も赤ちゃんだったこと、大人が心をくだいて赤ちゃんの世話をしたから無事に成長できたこと、抱っこされ慈しまれて大きくなったこと、小さく無力な赤ちゃんの命を守り育てることが大人の役割であること等々です。

現状では、学校は非常に多忙であり、授業時数の確保だけでも大変だというのは分かっております。何でもかんでも学校に押しつけるのはいかがなものかという意見が出るかもしれません。しかし、職場体験・職業体験と並んで、これもまた重要な体験学習ではないかと考えます。

実際に学校でこのような取り組みを実施するのはなかなか難しいとは思いますが、「命の尊さ」を考える一つの試みとして、当町でも実施できないものかをお伺いいたします。




<答弁>春山学校教育課長

学校教育課長の春山でございます。引き続き、大谷議員の2の「乳幼児と生徒のふれあい事業」につきまして、お答え申し上げます。
乳幼児とのふれあいは、議員ご指摘のとおり生徒たちに、いたわりとか慈しみといった、豊かな心を育てるために良い影響をもたらす事業であると認識しております。現在、中学校の家庭課では、保育学習の一環として保育所訪問を行っている学校もございます。また、町内の全中学校で進路指導の一環として行っております社会体験学習の中で、保育所や幼稚園で多くの生徒たちが乳幼児とふれあう機会を持っております。議員ご指摘のように、少子化の影響で現在子どもたちが直接赤ちゃんと触れ合う機会が少なくなってきております。こうした中で「乳幼児と生徒のふれあい事業」を通して、子どもたちが直接赤ちゃんに触れて、そのぬくもりを感じたり、赤ちゃんのお母さんから、親がどのような願いや思いで子どもを生み、育てているかを聞いたりすることは、命の大切さや尊さを学ぶ上で、大変意義あることと考えます。
今後、こうした教育活動を充実させながら、乳幼児とのふれあいの機会を増やして参りたいと存じますので、ご理解を賜りたいと思います。以上でございます。
[PR]

by ootani-kazuko | 2006-12-28 02:00 | 議会報告


<< 2006年12月議会 一般質問...      2006年12月議会 一般質問... >>