2006年 12月 28日
2006年12月議会 一般質問と答弁 その1

1点目は、教育行政についてです。

法改正をはじめ、いじめや履修不足など、教育問題は、今一番ホットな話題になってしまっています。今議会でも沢山の方が質問ており、答弁する方も大変でしょうが、住民の関心も大きく、私自身がPTAとして学校との関りも深いこともありますので、わたしも、当町教育行政の所見を、新教育長に質問させていただきます。

アといたしまして、人事評価や学校評価がいじめや不登校の数を隠ぺいしているとの声があります。「いじめ」が起ってしまったことが評価とつながっているのではなく、そのことにどう対応したのかが評価されるようになっているでしょうか。町は人事・学校評価をどのように考え、いじめや、不登校の問題にどう取り組んでいくのか、お伺いいたします。

イといたしまして、今、子供たちにはパブリックでもプライベートでもなく、コモンな空間、学校でも家庭でもないコモンの場が必要とされています。学校的な価値は多様な価値のひとつに過ぎません。子どもたちに「多様であっていい」「人と違ってよい」という価値、多元的な価値を作り出す必要があります。そこで地域ということになってきているのだと思っています。
学校と保護者、地域の連携とは、地域や保護者が、あれやこれや勝手なことを学校に言ってくることでも、学校が地域や保護者に、あれして、これしてとお願いすることでもありません。「子どもたちの健やかな育ち」を願い、それぞれの持ち場で、それぞれが役割を果たし、連絡を取り合い、時に協力し、より効果的に子どもたちの育ちに関っていくことだと考えます。
今、学校空間に閉じ込められている、さまざまなことを、本当に学校がやらなければならないこと、そもそも私は学校は授業で勝負すべきだと思っているんですけども、本当に学校がやらなければならないこと、地域や家庭に任せることをはっきりさせて、それぞれが連携することが必要であると、私は考えています。新教育長は学校、保護者、地域の連携をどのように考え、どう取り組んでいくのかについて、お伺いします。



<答弁> 鹿児島教育長

教育長の鹿児島でございます。大谷議員の教育行政についてのご質問にお答えいたします。
アの「人事評価や学校評価がいじめや不登校の数を隠蔽しているのではないかとの声があるが」とのご質問にお答えいたします。議員ご指摘のように、現在、いじめ、不登校、非行・問題行動、学力低下への懸念など、深刻な教育問題が山積しております。その解決を図るためには児童・生徒の指導に直接携わる教職員の資質・能力の向上と学校全体の活性化を図ることが重要であります。人事評価制度は教職員の資質・能力の向上と学校全体の活性化を図る目的で導入されたものでございます。
具体的には人事評価は、教職員自らが直接、校長の指導の下、児童生徒に関わる指導項目や運営項目ごとに具体的な年間の目標を設定し、その難易度と達成状況から複数の評価者が評価するものであります。
一方、学校評価につきましては、教育活動の充実改善を目指すものでありまして、学校の教育活動を「目標設定」「実践」「評価」「改善」というサイクルの中で評価するものであります。町内の学校では、定期的に教職員の「自己評価」や保護者、学校評議委員の「外部評価」等が行われております。人事評価につきましては、校長との面談を通して行われますので数を隠蔽したり、ごまかしたりできないとは思いますが、本人と校長の面談が適切に行われるように指導してまいりたいと思います。学校評価につきましても、様々な立場からの評価が得られますので、学校がいじめや不登校を隠蔽することはできないものと考えますが、評価のための評価にならないように計画的・組織的・継続的な取り組みをするよう、学校に指導してまいりたいと思います。
いじめや不登校の問題につきましては、まず、いじめに対して「どこでも起こりうる」という強い危機意識を持ちながら、教員一人一人が子どもに細かく目を配り、保護者と連携して迅速に対応していきたいと存じます。不登校問題に対しましては、学校が不登校児童生徒1人1人の心のケアをしながら、様々な相談員の機能を充分に発揮し、学級担任が他の相談員と連携し、適応指導教室の活用を進めながら心に寄り添う指導を行い、学校復帰を促して参りたいと思います。
イの学校と保護者・地域との連携が重要であるとのご意見につきましては、議員ご指摘のように、現在、子どもたちに求められている「生きる力」や「社会力」をはぐくむためにも三者の連携・協力は重要であると考えます。現在、各学校では学校行事や総合的な学習の時間などを活用しまして、例えば「米作り体験」や「福祉体験」など、子どもの多様な体験活動を推進しております。教員だけの指導では限界がございますので、さらに多くの地域の人材を学校教育に導入し、学校の教育活動の充実を図ってまいりたいと思います。保護者との連携につきましては、現在進めております「教育に関する3つの達成目標」の取り組みの中で、学校が家庭に働きかけ、家庭とともに、例えば、あいさつや規範意識、食事、睡眠などの望ましい基本的な生活習慣などの育成に、さらに努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。以上でございます。
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by ootani-kazuko | 2006-12-28 01:57 | 議会報告


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