2005年 12月 17日
12月議会 一般質問1 「児童館事業について」 ・答弁
2番 大谷和子です。

議長のお許しを得ましたので、通告に従い一般質問させていただきます。



今年度は主に
「財政難、人材不足のなかどのように協働で事業を行っていくのか」

ということをテーマにして質問しています。

今回もその観点から2点お伺いいたします。



1点目は
「児童館事業について」です。



児童館は職員を有し「すべての子どもたちの健やかな育ち」を支援するための施設としては唯一のものです。

児童館にはさまざまな役目があります。

「あれもこれも果たしていないじゃないか」といいたいところですが、今日はもっと外にでてほしい、出張してきて欲しいということを申し上げたいと思います。



児童館のイベント「プチランド」が出張してくれるようになり、会場地の東鷲宮・桜田地区の親と子が児童館の事業に参加しやすくなりました。また「子育て広場」も月に一度ではありますが、みなさんに認知されてきたようです。

東コミセンで「プチランド」の参加者と居住地域とその人数から東鷲宮・桜田地区の児童館のニーズがあることはお分かりとおもいます。

未就学児とその母親を対象にした事業については、児童館の地域偏在をカバーするほどではありませんが一定の成果もあげているようです。



しかし小学生の子どもたちを対象とした事業はどうでしょうか。

チャレンジランドや折り紙教室は東鷲宮・桜田地区の子どもたちの参加が何人ありますか。

チャレンジランドや折り紙教室は年に数回行われていますが、その半分の回数を東コミセンなどに出張していきていただけないでしょうか。

東鷲宮・桜田地区の小中学生は、児童館を利用する事が難しいというのが現実です。

現在、桜田小・東小の児童は町の全児童数の40パーセント以上を占めており、桜田1,2丁目の開発に伴い東鷲宮地区はさらに人口増が見込まれていることは皆さんご存知のとおりです。



私は先日の町民祭で子どもたち相手にストラックアウトというゲームのコーナーをボランティアで行いました。

子どもたちが行列を作りボールを投げて9枚の的を射るゲームに興じていました。

このようなゲームを所有しているなら、倉庫から出してきて大勢の子どもたちと遊んであげていただきたいと思います。遊びの出前をしてあげていただきたいのです。



土曜日の児童館開放を中止し、小中学校での「出張児童館」を始めた自治体もあります。

予算がないというのはやれない理由にはなりません。

新しい事業をしろといっているわけではありません。今、児童館で行っている事業を数回分だけ、桜田・東地区に持ってきていただくだけですから、回数もやってることも同じです。

人手がないと言われるかもしれませんが、留守になる児童館に留守番のボランティアさんをお願いするとか、出かけていって子どもたちと遊んでくれるグループを探すとか、実現できる方法はいくらでも考えられませんでしょうか。

情報をかき集める。ひとりでも多くの協力者を集めることは、大切な仕事のひとつです。



遊びは、子どもの人格の発達を促す上で欠かすことのできない要素であり、遊びのもつ教育効果は他では補うことができません。子どもたちは遊びを通して考え、決断し、行動し、責任をもつという独自性・自主性・社会性を身につけます。

そして児童館は、子どもたちにその「遊び」を保障する施設です。

楽しいゲームを覚えたり、仲間と遊んだり、その中からジュニアプレイリーダーのボランティアグループが出来たりするのです。

現在の児童館でそのような働きかけはされていますか?

お兄さんやお姉さんに遊んでもらった経験がある子が、遊んであげられるお兄さんお姉さんになるのです。

子どもたちに「健全な遊び」の提供し、子どもの自主的、社会的な活動を育むという児童館の役割を考えた時、本来なら町の東側にも児童館は必要ではないでしょうか。



町に、児童館建設の財政力がないことは承知しています。

前回にも申し上げましたが、全国的には、いろいろな町の施設の一部を利用してのミニ児童館はかなりの数があります

学校の空き教室などはどうですか。東コミセンには物置になってしまっている展示室がありますね。他にもどこかないか真剣に探していただけないでしょうか。



「児童館の役割」「児童館の努め」政府をあげての少子化対策、厚労省の白書などに謳われている「子育て支援の立脚点、理念」を今いちど確認していただきたい。

その上で
児童館の出張所を作る努力をしていただきたいのですが、お考えを伺います。









<答弁>



福祉課長の針谷です。

2番大谷議員の一般質問にお答えを致します。



1点目、児童館では、昨年度の試行期間を経て、本年度より新たに東コミュニティセンターにおいて「プチランド」・「子育て広場」という事業を展開しています。これは、子育て支援グループの方々、一般公募のボランティアの方々、そして民生児童委員等の多くの方々が中心となって、運営をしているところです。



さて、小学生を対象とした事業を桜田地域でも検討してほしいとのことですが、9月議会でも申し上げましたとおり、 現在児童館では、児童館の運営のほか、保護者が就労などにより昼間家庭にいない児童を対象に、放課後保育をおこなう学童保育所を児童館内も含め町内3ケ所での運営をおこなっています。

プチランドの場合は、未就学児童を対象としていますので、学童保育所が始まる前の時間を調整し、職員等がその運営にあたっています。しかし、小学生を対象とした事業となりますと、その時間帯は学童保育所の運営を職員が行っていますので、現体制では事業実施のための人的確保は難しく、現段階では事業の実施は考えられません



また、ご承知のこととは存じますが、桜田地域におきましても青少年の健全育成に関する事業については、社会教育活動や地域のコミュニティ活動でもいろいろな展開されております。町内各地域でも小学生を対象とした事業や親子で参加する催しが実施されております。

いずれにしましても、今後も児童館の運営の充実を図るとともに、児童館活動に関わるボランテイア、グループ等については積極的に支援してまいりたいと考えておりますので、どうかご理解を賜りたいと思います。



2点目でありますが、ミニ児童館として公共施設の一室を利用できないかの質問ですが、

現在の学校の空き教室・東コミセンを常時利用することは他の団体への貸出状況から大変難しいということです。しかし、東コミセンは、早めに、計画的に週2回ぐらいでしたら現在利用しているプチランドや子育て広場事業などの貸出しは良いとのことであります。

今後、子育て環境を充実させることが不可欠でありますが、町では、子育て支援策を総合的、計画的に推進してまいりますのでご理解を賜りたいと思います。











<再質問>



児童館事業について再質問させていただきます。



ただ今の答弁で、「学童保育があるから、小学生相手の時間は無理だ」というようなお話だったと思います。

本来児童館は普通、親のグループやジュニアボランティアが活動し、その活動が児童館事業となっているところが多く見られる施設です。児童館には普通、親のグループやジュニアボランティアが登録してあるものですが、当町の児童館に登録がありますか?

そういった人たちが出張してきたりとか、ジュニアボランティアとして遊びのリーダーとなっていく、そういう活動が児童館の中になければ、おかしいと思うのですけど、その辺いかがお考えか伺います。



親のグループやジュニアボランティアを育成することは、児童館の人手不足の補完します。事業を充実させることに繋がります。

そのようなことを意識して働きかけて、育成支援していますか?

そのようなことも行わないで「やれない」というのはどういったことなんでしょうか。

かつて「子ども祭り」などをお手伝いしていただいた「母親クラブ」という親の会があったと思いますが、今はどうなっているんでしょうか?

現在の「プチランド」の前進となったイベントを行った「あそぼう会」という児童館ボランティアがいたはずですが、今はありませんね。



遊びに行っても誰もいない、さびしい児童館。

「アレ禁止」「これ禁止」の張り紙だらけで、壁面装飾は何年前に作ったのかわからないような色の褪せたアンパンマンだけの児童館を、たくさんの親子が遊びに来て、楽しい出会いの場にしたいというところから始まったのが「あそぼう会」というグループでした。他の母親グループ・サークルに声をかけ、協力を呼びかけ、活動費をフリーマーケットで調達し完全手弁当で、児童館の飾りつけをし、手作りオモチャを寄贈し、イベントを開催し記録的な来館者数をはじき出しました。このグループは小さな子どもを抱えた母親たちのグループでしたが、夏の草取りや、暮れの大掃除の動員にも応え、奉仕活動をしました。



しかし、当時の職員は「飾りつけは掃除しにくいから剥がせ」。保育園や幼稚園では当たり前にやっていることです。それを剥がせと言いました。「イベントに人が多く来すぎ」とせっかくきた人を追い返したり、こういうボランティア活動そのものを迷惑がりました。

楽しい児童館にしたい、来館者をふやしたい、幼児を連れた孤独な母親同士が知り合いになる場所にしたいという願いや提案は、ことごとく「学童が大変だから」「忙しいから」という理由で拒絶、とうとう、このグループは活動を休止しました。



ここで付け加えさせていただきますが、現場職員の対応は最低だったのですが、当時の福祉課長や児童係長は大変理解があって、児童館の活性化に前向きでした。しかし、課長・係長の出した方針や考えが現場職員にはほとんど反映されない場面に何度も遭遇し、ボランティアたちは「裏切られた」という思いで撤収したのでした。



協働相手はいたのです。協働の芽を潰したのは誰ですか?



児童館のような施設こそ、大勢のボランティアがあふれ、事業運営の枝葉を伸ばしていく、まさに協働のモデルケースとなりうる施設です。そしてかつての利用者がボランティアになって帰ってくるような循環型の仕組みの構築がされていいはずです。

実際にそういう児童館が近隣にもたくさんあります。



人手不足というのとは少し話が違うと思います。人手はあったが、意欲あるボランティアと協働できる人材がいなかったということではないでしょうか。



「協働」を謳うのであれば、町は今後、ボランティアと接する立場にある職員に対し、きちんとした理念に基づく研修を行い実行を徹底するような、チェックをし続ける必要があります。それなしでは、また児童館と同じ「ボランティアの引き上げ」が繰り返されると思います。

こんなことが色んな場面で起きたら、小さな町ですから、ボランティアをする町民はいなくなります。よくお考え下さい。



先ほども「子育て広場」は多くのボランティアや民生委員さんたちの、お心で行っているという話がありました。来年度それが続けられるかどうかというのは、そういったことが大事になってくるのではないかと思います。

多様化するニーズに応えるため、町は「協働でまちづくり」をすると云っています。

ニーズに応えるために人材をどう確保するか、そのために職員が何をしなくちゃいけないか、よく考えて次年度の事業計画をお立ていただきたいと思います。

児童館事業を出張するということは、ただ出前をするということではありません。厳しい予算、増やせない職員でどうニーズに応え、児童館の役割と務めを果たすのかと言うことです。もう一度お考えをお聞かせください。

以上です。









<答弁>



福祉課長の針谷です。

再質問にお答えをいたします。



1点目の児童館事業を進めていく中で、親のグループ、あるいはシニアグループが育っているかということでありますが、現在のところ、その団体については低迷というか、あの…活動してない状況であります。

そうした中で、これから少子化問題、そういったことにつきまして、町では次世代行動計画を立てました。その中で今後、子育て支援をどう進めて行ったら良いかという事で、現在、手始めに、議員さんからも質問がありましたように、移動児童館ということで「プチランド」あるいは「子育て広場」を実施しているところです。

そうした中で、人的な確保が難しい面については、ボランティアさんを募って、今現在の事業に取り組んでいるところでございます。

そうした中で、「子育て支援ネットワーク」なども、今、事業を起こしました。そうした団体の代表の皆さんの意見も聞きながら、今後どう進めていくかということで、話し合いを進めているところでございますので、これから、色々な事業を幅広く展開していきたい。

そのためには、先ほど助役さんの方からお話がありましたように、協働で住民の皆さんと町が、いかに、どのように進めていったらいいかということで、今後も話し合い、進めていきたいと思います。



2点目については、ボランティア、ボランティアと申しますけれど、ボランティアの方々も、大変素晴らしい考えを持って、職員と共に色々な事業を展開し協力していただいているところでございます。

今後の子育て事業、また皆様方の色々なニーズに応えられるように、1月から「子育てサポーター養成講座」所謂ボランティアさんとしての基礎知識を高めていく事業も考えております。これも、次世代行動計画にのっとった計画でありますので、一生懸命みなさまの子育てに関する、色々な不安とか、そういうものを除けるように、町とボランティアの皆さんと協働で、一生懸命この事業を今後展開していきたいと考えております。

以上です。

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by ootani-kazuko | 2005-12-17 11:01 | 議会報告


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