2005年 09月 11日
一般質問と答弁 その1

9月議会では、三点について質問し、答弁をいただきました。
■ 「子育て支援」  ■ 「防災」  ■ 「協働のまちづくり」
議場の雰囲気を伝えるために、役場担当職員の答弁も含め、質疑の一字一句を違えないようテープから起こし文字にしています。





一般質問1 「子育て支援」

大谷です
議長のお許しを得ましたので、通告に従い一般質問させていただきます。
質問はの3点です。

まず1点目は「子育て支援」です

はじめに「次世代育成支援行動計画」についてお伺いします

平成15年7月、少子化対策の一環でもある「次世代育成支援対策推進法」が成立・公布され、これに基づいて鷲宮町次世代育成支援行動計画がこの3月に策定されました。

その中に「重点的な取り組み」として3点があげられています。

1つは「子育て支援機能の向上」です。身近な地域で、子育て中の親や子どもが気軽に
集い交流できる場の確保に努め、子育て中の保護者に役立つ情報の提供を推進し、身近な地域における相談対応の充実につとめる、とあります。このような施策はすでに多くの自治体が取り組みを始めており、現代の子育て家庭の持つ、精神的心理的な不安や孤独感に対し大きな効果があることが報道されています。

2つめに「地域活動やボランティア活動の促進」として、地域で子育て支援を行う人材の発掘と育成支援、育児サークルやボランティアグループ等の活動の促進、子育て家庭への活動紹介・交流の場の確保などに努めるとあります。

3つめに「子育て支援ネットワークづくり」として、行政機関と民間社会福祉活動関係者・関係機関、保育所、児童館、幼稚園、小・中学校、ボランティアグループなどが連携、情報交換を行い、全町的な子育て支援のネットワークづくりに努めるとあります。

一つ目にあった、地域社会からの孤立、ひとり子育てに悩む気持ちは察するに余りあるものがあります。
わたくし自身、はじめての子どもが生まれた時、子供の時間に合わせた生活の幸福感とともに、社会と乖離していく焦燥感を味わいました。
勤めていたため近所に友達もいなく、日中、東京の小さなアパートで赤ん坊と二人きり。
とにかく、誰か大人と話したい!と思ったものです。産後8週の産休後すぐ職場に復帰しましたが、里帰りせずに過ごした約2カ月は、とても長く感じました。

また社協の「赤ちゃんサロン」のお手伝いに参加した時には
「鷲宮に知り合いがまったくいないので、お友だちを作りにきました」
「子育ての情報交換がしたくて参加しました」
「離乳食のこととか、お話したいです」
「アトピー気味なのが心配です」
など、さまざまな声をききました。

子育て中の親や子どもが気軽に集い交流できる場の確保は大変重要だと感じています。
町の広報で記事を見つけて申し込む積極性を持つ人でさえ、それぞれが育児の不安や孤独感を抱えています。
育児ノイローゼとか公園デビューという言葉をお聞きになった方もいらっしゃるかもしれませんが、今や若い母親にとって、子どもを公園に連れ出して遊ばせることさえ、なかなか大変なハードルです。
そういう現象に対して「それだから今の若い母親はダメだ」とか「がんばりが足りない」などと言ってもしかたがないのであって、今、何が必要とされているかを最優先課題とすることが大事だと思います。

「出会いや交流の場」の提供は、母親たちが子育てを支援してもらう利用者になることにとどまらず、彼女たちが交流を深めお互い支援し合う、支えあう関係に発展する契機となります。それはまた、行動計画2つ目の「地域活動やボランティア活動の促進」としてあげられている、地域で子育て支援を行う人材の発掘と育成支援の畑を耕すことにつながります。
実際に、子育てを通した仲間作りと交流によって、互いに刺激しあい活動を広げ、鷲宮町の地域づくりに貢献している人が何人もいます。

三つ目の「子育て支援ネットワークづくり」は6月議会でも伺いましたが、次世代育成支援対策の効果的・効率的な推進のためには関係機関の連携は欠かせません。

今回は、この3点の「重点的な取り組み」について、今年度推進されたことや、これから推進できそうなものをお伺いします。
また、これらを推進していくための課題や難しい点などがありましたらお聞かせください。

子育て支援の2点目は「子育て広場について」です

6月から実施されている子育て広場ですが、まず、子育て広場の運営の現状についてお伺いします。
次に、6月から3回の広場が開かれましたが、利用者数と利用者の居住地域をお伺いします。
「子育ての広場」は偏在している児童館の役割を補い、子育て中の親や子どもが気軽に集い交流できる場を提供する事業ですが、利用した人の中から、もう少し回数を増やしてもらいたいという声があげられています。
出来れば町・東側にも児童館をと云いたいのですが、それが財政的に無理なのは承知してます。
しかし児童館を建設しなくても、全国的には、いろいろな町の施設を一部利用してのミニ児童館はかなりの数があります。工夫次第で子育て広場の回数を増やす、常設にすることは可能と存じますが、そのための課題も含めて、今後の推進計画、見込みについてお伺いします。



答弁


福祉課長の針谷です。2番大谷議員の一般質問にお答えを致します。

次世代育成支援行動計画の推進されている施策はあるか、また、今年度中に推進される見込みの施策があるかの質問にお答えいたします。
当町の次世代育成支援行動計画の期間は、平成17年度から21年度までの取り組みでございまして、基本的方向性や7つの基本目標を総合的・計画的に推進して行こうとするものです。
特に重点的な取組として次の3点を掲げています。

1点目は子育て支援機能の向上、2点目は地域活動やボランティア活動の促進、そしてもう一つは子育て支援のネットワークづくりです。
まず1点目の子育て支援機能の向上につきましては、子育て中の親子が気軽に集い、交流できる場の確保として東コミュニティセンターを会場に出張児童館、子育てひろばを6月より月1、2回開催しています。
また、子育て中の保護者に情報を提供するため、役場各課で実施している子育て支援事業や各種相談窓口の紹介等を掲載した「子育てガイドブック」を作成し、保育園、幼稚園、家庭保育室、小学校の園児児童を通じて全員に配付し、併せて公共施設でも配布しています。
 その他、児童館で実施している各事業でアンケートを実施し、保護者のニーズを把握し、事業内容の充実に努めています。

2点目の地域活動やボランティア活動の促進につきましては、先ほどの出張児童館の運営を民生児度委員やボランティアさん、合わせて5人ないし8人の協力のもとに実施しています。

3点目の子育て支援のネットワークづくりにつきましては、現在、子育てサロンの代表者等が子育て支援ネットワーク準備会を立上げ、10日土曜日に東コミュニティセンターでわしみや子育てネットワークシンポジウムを開催いたします。
準備会のスタッフは、子育てサロンやホームページによる子育て情報の提供等、既に地域で活動されている方々で構成されています。今後、ネットワークの立上げ後、情報交換や情報の提供のほかに、どのような事業展開が可能なのか、町としての支援方法についても検討させて頂きたいと考えております。

2点目の子育て広場についてお答えいたします。
児童館では、昨年度の出張児童館の試行を経て、本年度より新たに「子育て広場」を年9回東コミュニティセンターにおいて開設しています。
これは、幼児と保護者が安心して自由に遊び、同じ年齢層の子どもを育てている保護者の仲間づくりの場を提供しようというものです。9回のうち6回は、プチランドという事業終了後引き続き「子育て広場」を開設しています。他の3回は、「子育て広場」を単独で自主ボランティアで開催しています。
運営の現状ですが、子育て広場の運営につきましては、子育て支援グループの方々、一般公募のボランティアの方々、そして民生児童委員等多くの方々が中心となって、運営をしております。

利用者の数と居住地域ついて申し上げます。
利用状況は現在まで3回開設。内2回は子育て広場単独で、149名の親子の方々に参加をいただいております。また、利用者の居住地域については、会場地である桜田地域の方々が7~8割を占めています。

子育て広場の回数増でありますが、 質問では、回数を増やしてほしいということですが、いくつかの課題があるかと思います。
それは、第1点は運営の問題、第2点が会場の確保の問題
現在児童館では、児童館の運営のほか、町内3ケ所の学童保育所の運営をおこなっています。こういった現状で、児童館が主催となってさらに回数を増やすことには限りがあります。
今後さらに子育て広場を推進していくには、ボランテイア、自主的に運営ができるグループなど町民の方々が主体となって実施することが必要かと思われます。

町としてもそういったグループ等には積極的に支援してまいりたいと考えております。
会場についても、継続的に確保するのは難しいかもしれませんが、自主的な運営の可能性を探りつつ、今後検討する必要があるかと思います。
いずれにしても、今後も子育て支援策を推進していく所存でございますので、どうかご理解をいただきたいと思います。





再質問

何点か再質問させていただきます。

子育て支援に関することですが、推進された事に関してはお答えいただいたのですが、これか推進を考えていることにについてはお答えいただけなかったと思うのですが、ないのでしょうか、あればお答えいただきたいと思います。

子育て広場についてですが、ボランティアや支援グループが運営主体になれば、子育て広場の回数を増やし、さらに推進していけるのではないかとのお答えでした。またそういったグループ等には積極的に支援していくとおっしゃていましたけれど、まずボランティアの人数の確保・理念の共通理解が課題だと思います。
人材を探す・見いだすための「子育て支援ボランティア研修会」の開催は不可欠です。また1回で10人集まったとして、その人たちに任せておけるというわけにもいかないでしょうから、継続して年に数回など開き続け、人材の確保を図らなければならないでしょう。
研修もタダでは出来ませんので今後「ボランティアで」のお考えがあるのでしたら、定期的研修の予算化が必要になると思いますけれども、その点についてはいかがお考えか、お聞かせください。
またボランティアを安上がりな下請けとされては困りますし、責任の所在をはっきりとさせて、ボランティアさんたちが十分活躍できるような仕組みが必要だと思っています。そのための担当職員の配置等も必要と考えますがお考えをお聞かせください。
学童保育のために、本来の児童館事業の拡大が難しい状況なのはとても残念です。
児童館事業の見直しと精選、さらにニーズに沿った子育て支援策を推進してくために、広汎な利用者アンケートを実施する等、積極的に町民の声を聞く機会を持っていただきたいと思います。
子育て広場事業の会場につきましても、学校の空き教室の活用なども視野に入れていただきたいと思っていますが、お考えをお聞かせください。
以上です。



再質問の答弁


福祉課長の針谷です。再質問にお答えを致します。

1点目、2点目合わせてお答えをしたいと思います。
ボランティア育成の考えはあるかの再質問ですが、次世代育成支援行動計画にありますように重点的な取り組みで地域活動やボランティア活動の推進が書かれおります。
町は計画的に進めて行く考えでございます。
このボランティア育成につきましては、今年度、児童育成事業推進等対策事業補助金、国の補助金ですが10/10の申請をしておりまして、育児ボランティアの育成事業の開催を考えております。ご理解下さいますようお願いいたします。
なお、責任者の所在をはっきりとさせて、ボランティアさんが十分活躍できる仕組みが必要ではないかの質問でありますが、福祉課が責任をもって総合窓口となって対応していきます。子育て支援事業は、町民とボランティアさんの参加で協働で事業を推進していきたいと考えております。
それから学校の空き教室の活用等につきましては、教育委員会と十分協議して進めてまいりたいと思います。
また現在、東コミュニティセンターで出張児童館として色々な事業を展開しておりますが、この事業の回数についても担当課とよく協議して進めて参りたいと思います。
以上でございます。

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by ootani-kazuko | 2005-09-11 22:53 | 2005.9.議会


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